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学びには種類がある

学びには種類がある

「学び」には種類があります。

一般的には「学習(勉強)」と「研究」の2つの種類に分類されています。つまり「人から習う学び『学習(勉強)』」と「自分で考える学び『研究』」を意識的に区別します。

 私はさらにそこに『大人の学び(自由な学び)』という第3の学びを加えて、学びをとらえています。

 ではまず、一般的な2種類の学びの違いについてお話ししましょう。

 

人から習う学び「学習(勉強)」

学習(勉強)とは、「知る」こと、「習う」こと、自分にとって新しい知識や経験を得ることです。言い換えれば、自分にとっての新しい知見を吸収することです。

学校の授業で教わることがこの代表で、「すでに過去に解明され、人類の知識として共有され、体系立てられたものを学ぶこと」「あらかじめ問いと答えが用意されており、解き方を知り、その解法を応用して幅広い問題に対応する力を身につけること」「すでにわかっていること、必ずあるはずのことを『探す』こと」で、自分の中に「インプット」するプロセスなのです。

「勉強になった」という言葉があるように、自分のためになることを学ぶことなのです。

 

自分で考える学び「研究」

これに対し、研究とは「明らかになっていないものを発見すること」「言語化されていないことやデータ化されていないことなど、未知の領域の発見のため、新しい技術を開発するために行うこと」「先人の研究成果などで学んだことを前提に自分独自の新しい発見や解釈、切り口を見つけること」「勉強を基にして先人が誰も見つけていない新しい何か、知らないことを自分が一番乗りで発見すること」です。

言い換えれば、世の中に存在していないことや、まだ知られていないことを「探る」ということで、「あるかどうかわからないもの」を見つけ出そうとすること、つまり、世の中の様々なことから「これが問題である」というテーマを見つけ出し、問題提起し、その解決策を見つけ出そうとするのが「研究」です。

大切なのは「自分で問いを立てる」という点で、「これまでにないもの」を発見するために、「何を問うべきか」「何に答えをだすべきか」というところから自分自身で考え、未知を探求する、昨日までなかったこと、今まで世界の誰もが知らなかったことを探す、いわば「世界にとって」新しい知識や考え方を与えるものでなければならないのです。

そこには得られた知識を発信するプロセスが含まれ、論文や学会発表という形でアウトプットされるのです。

 

『大人の学び(自由な学び)』という第3の学び

 私は、子どもの頃から学生時代、大学院での研究室生活を経る中で、これら二つの学びを経験してきました。

そして、大人になってから、第3の学びがあることに気づきました。これは今まで経験した「つらい学び」と全く違うものでした。知的好奇心のおもむくまま、自由に楽しく学ぶのです。

自分の中で「いつ、どこまで、どう学ぶか」という学びの三原則というものを決めて学んでみました。

①学びたくなった時に学びたいことを学ぶ(いつ何を学ぶか)

学ぶことは人生の宝さがしです。知的好奇心には賞味期限があるので、好きな時に学びたいことを自由に学ぶことが大切です。

 

②自分の学びは「100点満点」でなくていい(どこまで学ぶか)

自分のための学びは、学校の勉強と違い「100点満点なんていらない」のです。ゴールや目的は自由に決めてよく、いつでも、どのように勉強してもよいのです。

 

③学びは「まねび」、真似することから始める(どう学ぶか)

「学び」とは「まねび」からきています。まずは「真似てみる」ところからはじめましょう。基本はこれだけです。難しく考える必要はありません。あとはどのように学んでもいいのです。自分の好きなやり方、手段、方法で学んでいきましょう。