enjoyhacks’s blog

時間のゆとり、心のゆとり、そして素敵にエンジョイライフ

本当の自分と弱い心(自分⇔自分)(我がまま、あるがまま)

本当の自分と弱い心(自分⇔自分)(我がまま、あるがまま)

- 自分と向き合う、打ち勝たなくていい 等身大 -

 

「わがまま」「我がまま」「あるがまま」

「わがまま」とはもともとは「我がまま」と表し、「あるがまま」という意味なのだそうです。決して「自分勝手」ということではなく、自分の考え、心の思うところに素直に従い行動するという良い意味なのです。

 私は、小さい時から気が弱く、自分の思ったことを何一つ言えない子どもでした。ある時「わがまま」ということについて「うらやましく」感じたことがありました。「わがまま」になりたい、と強く思いました。

 でも、無理でした。それから本当に苦労をし、自分の心が疲れないようにどうするかを真剣に考え、大学では心理学を専攻するようになったほどです。それほど私にとってたいへんなことだったのです。「ふつうに」過ごしてきたまわりの人たちには決してわからない心もちなのです。

 この本を読んでくださっている方で、私の苦しみに共感していただける方がいらっしゃれば、この本を書いた意味があると思います。

 

自分の「弱い心に打ち勝つ」のではなく、「弱い心と向きあう」こと

 私もそうですが、人は弱いものだと思います。

 まわりの人たちは「がんばって」「大丈夫だから」「なんとかなるから」「きっとうまくいく」などと半ば無責任な言葉をかけ、それに打ち勝つよう励ましてくれますが、私は「もうこれ以上何をがんばれって言うんだ」「全然大丈夫じゃないよ」「なんともならないよ」「うまくいくわけないだろう」といつも思っていました。

 必ずしもいつも「弱い心に打ち勝つ」必要はないと思います。ただ、その「弱い心」と正面から向き合って、そのまま受け止めるだけでいいのだと思います。「今、自分はこうなんだな」「こう感じているんだな」とだだ思うだけでいいのです。そして自分と向き合う時間が大切です。

私は自分の弱い心と向きあいながらいろいろなことを考えました。その中でいくつか気づいたことがあります。

 

自分の弱さを認める

誰もが「自分は弱い」と感じています。

その「弱い」部分を自分で認めることができると「強さ」にもつながります。

本当に強い人は、「自分の弱さ」を認める素直さをもっています。無理に背伸びをして「強いふり」をするのではなく、素直に弱い自分をさらけ出すことが、本当の強さにつながるのです。まずは自分の弱さごと素直に認めることからはじめてみましょう。

 

「自分が使う言葉」と「心もち」が大切

「自分が使う言葉」と「心もち」はとても大切です。

 最終的にどういう言葉を発するか、アウトプットするかは自分自身で決めて話しています。それが行動となり、生き方につながります。まわりの人たちとの関係もそれにより大きく変わります。

 その前提として、外からの刺激、状況、環境に対してどう認知したか、つまり、自分がどう感じ、どう解釈し、どう納得するかにより自分の中で思考の熟成プロセスが違ってきます。平たく言えば、自分がどう感じ、どう思ったかによって出てくる言葉や行動が変わるので、いつも一つ一つていねいな気を配っていきましょう、ということです。結局ありのままの自分をいつでもありのままに表現していけばよいのです。

 

見栄をはらずにありのまま、あるがままの自分を出す

自分の間違いや自分の不利な状況を隠したり、見栄をはることなく、いつでもどこでもありのまま、あるがままの自分を表現するようにしましょう。

相手に過小評価されてしまうということへの恐れを感じることなく、自分ができなかったことも素直に認めるようにしましょう。

そうすることにより、「自分はそれ以上でも、それ以下でもない」という意識になり、不安や焦りなども自然と薄れていきます。そして実力も発揮でき、結果もついてくるようになります。

 

「嫌なものは嫌」自分の心と向き合う

「嫌」という気持ちはとてもやっかいです。

「快-不快」という根源的で最も強い力を持つ感情の一つで、世の中に適応するために無意識の沼の奥底に沈めて押し隠しているものなので、自分ではコントロールすることができません。

そしてこの「嫌」という感情は、「生理的に不快である」ことのほかに、「したくない」、「されたくない」、「させられたくない」、「言いたくない」、「言われたくない」「言わされたくない」など、他人との関係性の中で生じる状況でも湧いてくるのです。

この「嫌」という感情にうまく対処できれば、人生を楽に生きることができますが、まず自分の「嫌だと感じているんだな」という状況を素直に受け止め、「これが嫌なんだ」と嫌なコトやモノ、人などの対象を単純に認識し、「嫌なことは嫌」とはっきり主張しましょう。

 

「等身大」(あるがまま)本当の自分 背伸びをしない

- かっこ悪くていい、ダメでもいい、できなくてもいい -

いつでも自分らしく自由に生きる…

自分らしい生き方…とは

誰でも「自分らしく生きたい」と願っています。

でも、なかなかそれができる人はいません。

なぜでしょうか。

それは、人に対して、あるいは人の目に対して「背のびをするから」です。

「自らハードルをあげたり」「人の目を気にしたり」…。

「かっこ悪くていいじゃん」「人からどう見られたっていいじゃん」「ダメでもいいじゃん」「できなくてもいいじゃん」と思えた時、つまり等身大の自分を受け入れられた時にはじめて「自分らしく」生きられるのです。

そしてそれが、まわりから見て「かっこ良く」見えるのです。

人は「自分らしく、自由に生きている人」やその姿に「かっこ良さ」を感じます。